血尿の治療行為について

まず、尿潜血などはそれ自体が問題ではなく原因の特定をしその原因に対しての治療を行わなくてはいけません。
尿に血が混ざっているという症状が同じでも、出血原因はどこにあるのかによって治療方法が変わりますからね。
たとえば、糸球体腎炎のような腎臓の感染症の場合は内科的な治療が施されます。

しかし、尿路感染症のように腎臓より下の尿管や尿道などが感染症を起こしている場合は抗生物質の投与による治療が施されます。
そして、尿路結石という尿路内に結石ができてしまう症状に関しては体外衝撃波砕術や経尿道的破砕術などによって結石を体外から粉砕する治療が施されます。

いわゆる超音波治療なので危険はありません、尿路結石は昔はカテーテルを尿道に入れて、という風な治療を行っていた時代もあり激しい痛みを伴うものでしたが今は痛みなく治療をすることができます。

ただ、これらとは別に尿路悪性腫瘍のような癌などが発見された場合は手術が必要な場合があります。
こういった原因がすでに特定されているものならば問題はないのですが、例えば原因が不明の場合は治療のしようがないので、経過観察をしてどこが原因なのか特定を優先します。

尿に血が混ざることの対策を考える

尿に血が混ざってしまう、ということは当然ながら体内出血をしているということでもありますね。
そうなると、例えば貧血になってしまうのではないかというような不安の声もあります。

ただ、尿に血が混ざるというのはあくまで殆どの成分は尿なので水分が多くたくさん出るようなイメージがあるのですが、実際の出血量は殆どなく貧血になることはまずありません。

ただ、目に見えない腫瘍からの出血の場合は貧血になることもあります。
基本的に目に見えて色の変化があるもので貧血することはないのでそれ自体の対策は必要ありません。

尿に血が混ざってしまう、ということはあくまで病気などのサインでしかありません。
それ自体が、何らかの悪影響を及ぼすということは珍しく殆どあり得ないケースなので、過剰に心配したりする必要はありませんので安心して受診をしましょう。